「新NISAを始めたいけれど、本当に資産は増えるの?」
「オルカンとS&P500、結局どちらを選べばいいの?」
YouTubeやSNSを開けば、専門家から初心者まで多くの人が株式投資について語っています。中には少し怪しく感じる情報も混ざっていて、何を信じればいいか分からなくなりますよね。
ですが、私たちが本当に知りたいのは「普通の一般人が数年間、リアルにお金を積み立て続けたら画面の数字はどう変化したのか?」という生の結果ではないでしょうか。
結論からお伝えします。
私は2019年12月から「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」への積立を開始し、約6年間、暴落も相場の変動もすべて気にせず放置し続けた結果、資産をほぼ2倍(+112%)に増やしました。
この記事では、普通の会社員であり父親でもある私(30代・育児中)が、約6年間のリアルな運用実績を包み隠さず公開します。
6年間、楽天VTIを買い続けた私の現在地
+112%を達成。現在の評価損益を公開します

いきなりですが、こちらが現在(2026年7月時点)の実際の評価額です。
ご覧の通り、これまで積み立てた元本「約280万円」に対し、含み益は「約315万円」となっています。
含み益にして約112%。毎月決まった額を自動で積み立てて放置していただけで、元本以上の利益を生み出し、資産が2倍以上に膨らみました。円安の影響や複利効果の凄さを、身をもって実感しています。
毎月の積立額と、6年間で積み上げた投資総額の内訳

私は2019年12月から、毎月4万円を自動で積み立ててきました。当時は旧つみたてNISAの年間非課税枠が40万円(月約33,333円)だったためです。
具体的には、旧つみたてNISA枠として楽天VTIに3万3,333円、残りの6,667円を特定口座で別の投資信託に充てていました。そして新NISA制度が始まってからは、4万円全額を楽天VTIに投資しています。
こうして毎月機械的に積み立てを続けた結果、気づけば投資元本は280万円に達していました。「仕組み化」して毎月放置しておくだけで、無理なくこれだけの金額を積み上げることができたのは自分でも驚きです。
なぜ「オルカン」ではなく「楽天VTI(全米株式)」一本を選んだのか?

投資を始めるときに必ず迷うのが、「eMAXIS Slim 全世界株式(通称:オルカン)」と「全米株式(S&P500やVTI)」のどちらを選ぶかという問題です。
全世界に分散投資できるオルカンは非常に優秀ですが、実はその構成比率の約60〜65%は米国株で占められています。つまり、オルカンの成長の大部分を支えているのは結局アメリカの経済です。
それであれば、「成長を牽引しているアメリカに100%投資した方が、よりリターンを狙えるのではないか」と考えたのが、私が楽天VTIを選んだ理由です。
ただし、これはリスクを理解した上での選択です。アメリカ一国の経済が停滞するリスクを極力避け、より広く分散して安定感を求めたい方は、迷わずオルカンを選ぶのが正解だと思います。
楽天証券×楽天VTIで、完全自動化の仕組みを作る

私はもともと普段の買い物で楽天カードや楽天ポイントを使う「楽天経済圏」にいたため、証券会社も迷わず楽天証券を選びました。
楽天証券内で手軽に買えて、米国市場全体に幅広く分散投資でき、かつ手数料(信託報酬)が安い銘柄を探した結果たどり着いたのが「楽天VTI」でした。
過去の実績を見ても、設定来の平均年率リターンは非常に優れています。直近5年平均リターンは約20%です。(直近の米国株の成長が著しいのもありますが。)
仮に年率20%で運用できた場合、1万円を預けておくだけで1年後に1万2,000円に増える計算です。銀行の普通預金にお金を預けておくことと比較すると、その差は歴然です。
途中でアプリをアンインストールしたくなった「2つの暗黒期」
投資開始3ヶ月で画面が真っ赤になった「コロナショック」の恐怖

順調に見える資産形成ですが、最初から順風満帆だったわけではありません。
積立を開始してわずか3ヶ月後の2020年2月、世界中を襲った「コロナショック」が発生しました。
投資を始めたばかりの画面の評価損益が、日に日に大きな赤字(マイナス)へ変わっていくのを見て、「いきなりマイナスになるくらいなら始めなければよかった……」と当時は本気で頭を抱えました。
幸いにも開始直後だったため、投資していた元本自体は10万円程度で実損額は小さく済みましたが、当時の私には「資産が減っていく恐怖」に対する耐性が全くありませんでした。
積立投資における唯一の正解は「感情を無にして放置すること」

あまりの恐怖に口座を見るのも嫌になり、「もうどうにでもなれ」と画面を開くのをやめて放置しました。実は、これが最高の結果をもたらすことになります。
積立投資(ドルコスト平均法)の本質は、株価が暴落して安くなっている時期にこそ、同じ金額でより多くの買い付けを行える点にあります。暴落時に恐れて途中で売却してしまったり、積立を止めてしまっては意味がありません。
当時の私は知識としてそれを理解していたわけではなく、単に恐怖で現実逃避(放置)していただけなのですが、結果的に安値で多くの口数を積み立てることができ、現在の+112%という大きな含み益につながりました。
暴落は恐れて逃げ出すものではなく、将来の利益を仕込むチャンスであると身をもって学びました。
これから新NISAを始める方へお伝えしたいこと
悩む時間はもったいない。「少額からまず始める」が最優先

「新NISAをやろうか迷っている」という方は、悩んでいる時間そのものが機会損失になってしまいます。楽天証券なら100円からでも積立投資が可能です。
まずは100円でも5,000円でもいいので実際に買ってみて、「自分の資産が世界経済と連動して動く感触」を味わうことが第一歩です。
物価が上がり続けるインフレ時代において、給料だけで資産を守るには限界があります。許容できる範囲で適切にリスクを取り、お金にも働いてもらう仕組みを作ることが大切だと実感しています。
毎日の株価チェックは不要。「自動化(先取り投資)」が継続のコツ

「投資を始めたら、毎日株価を気にしてストレスになりそう」と思われるかもしれません。ですが、その心配は不要です。
積立投資で最も大切なのは、「給料日に決まった金額が自動で引き落とされる仕組みを作ること」です。
自分の判断で「安くなったら買おう」「高そうだから今月はやめよう」と考えると、ほぼ失敗します。市場の底値を完璧に当てることは、プロの投資家でも不可能です。
手元にお金があるとつい使ってしまうのが人間ですので、給料が入ったら真っ先に積立に回るよう「先取り投資」を自動設定し、普段は証券口座のことすら忘れて生活するのが、メンタル的にも継続の観点からも一番の正解です。
これから新NISAを始めるならどこ?自分に合った証券会社の選び方
私は普段から楽天カードやポイントを使っていたため「楽天証券」を選びましたが、無理に全員が楽天証券にする必要はありません。自分がよく使っているクレカやポイントに合わせて選ぶのが一番お得で長続きします。
楽天カード・楽天ポイントを使っている方 ──「楽天証券」

画面が見やすく初心者にも扱いやすいのが特徴です。普段から楽天経済圏にいるなら間違いありません。
三井住友カード・Vポイントを使っている方 ──「SBI証券」

クレカ積立のポイント還元率が高く、業界トップクラスのシェアを誇ります。還元率を重視したい方に一番人気です。
dカード・ドコモ経済圏を使っている方 ──「マネックス証券」

クレカ積立の還元率が最大1.1%と高く、主要な米国株の買付手数料が無料になるなど、米国株投資に強いのが魅力です。
どこで始めても「楽天VTI」や「S&P500」「オルカン」といった優良ファンドには投資できます。自分が普段使っているサービスと相性が良い口座を選んでみてください。
おわりに
私が約6年間で資産をほぼ2倍に増やせたのは、特別な知識や才能があったからではありません。
単に「毎月決まった額を自動で積み立てる仕組みを作り、何があっても放置したから」です。意志の強さや感情すら関係ありません。
物価が上がり、本業の給料だけでは将来に不安を感じやすい時代だからこそ、積立投資という仕組みを活用して資産を育てる価値はとても高いと感じています。
この記事が、新NISAや資産形成を踏み出すきっかけになれば幸いです。
※本記事は筆者個人の投資体験談であり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資は元本保証されませんので、ご自身の判断と責任において行ってください。

