耳の穴をふさがず、周囲の音を聞き入れながら作業が出来る骨伝導イヤホン、控えめに言って強すぎたのでレビューしてみる。
【結論】買って損はしない
1年ほどShokz OpenRunをを使用し続け、カナル型イヤホンをほとんど使っていないことに気が付いた。それだけ快適だし、音質も悪くない。どんな場面でも使用できてしまう。家族と団らんしている時にも使用しているが、会話の妨げにならないから重宝しているし、OpenRunという名前だけあって、ランニングやトレーニングにも向いている。家で筋トレをしている時にも使用、モチベが上がる。なにより耳を塞がないメリットを享受しすぎて、カナル型に戻れないかもしれない。
耳をふさがない利点
今では耳からうどん型イヤホンを出すのが常識で、ノイズキャンセリング機能で周囲の音を遮断するのが普及している。その流れに逆行しているのが骨伝導イヤホンになる。骨伝導イヤホンの利点は耳をふさがないため、外音を取り込め、いち早く危機に備えることができるんだ。特に外でランニングをしていれば、後ろから接近してきた自転車や車に気が付けるし、聴覚で気配を感じ取ることができる。
耳をふさがないから音質は悪いんでしょ?って私も思ってた。カナル型のお高いイヤホンには負けるが、1万円台のイヤホンとならいい勝負ができるくらいの音質は持っていると感じてる。骨伝導すごい。音質の詳しいレビューは後述する。
Shokz OpenRunのスペック
Shokz OpenRunのスペックは以下の通り。
有能な機能がもりもり。
実機レビュー
同梱物
同梱物は以下の通り。シンプルイズベスト。
- 骨伝導イヤホン本体
- マグネット充電ケーブル
- イヤホンポーチ
- 取扱説明書
装着感
こめかみに挟み込むような構造のため、慣れるまでは圧迫されている感覚は若干ある。が、長時間装着していてもこめかみが痛むことは無かった。慣れてくれば装着しているのを忘れる時があるくらいだった。眼鏡と併用して使用しているが、これもほぼ問題はなかった。ごくまれに眼鏡と干渉して、耳の上部が軽く痛む時があったくらい。長時間(4時間以上)装着していなければ問題ない。(自分は)
構造上、後頭部にバンドがあるため、ヘッドレストや寝ながらの使用は難しい。イヤホンの位置を無理やりずらせば使えないことはないが。私は無理矢理、上下に動かして使っているが。
音質・音漏れ
骨伝導だからと侮ることなかれ。全く期待しておらず、初めて再生ボタンを押した時、たまげた。1万円程度のイヤホンと同等レベルの音質だ。フラットな音質なので、ボーカルの声、動画の声が聞きやすい。ながら聞きにはもってこいだと思う。音量調整も問題なく、大小共にいい感じのバランスが取られてる。
音漏れだが、普段使いであれば馬鹿みたいに大きい音量でない限り、気にならない。静かな環境だと、すこーしだけ聞こえるくらい。つまり全然気にならない。
遅延
体感的に0.3秒くらい遅れて聞こえてる気がする。動画を見ている時、口と声が多少ずれるため、気になる人は気になるかも。私は1年も聞いていたら慣れてしまったが。
音ゲーやFPSなど速度を求められるゲームには向いていない。動画や音楽鑑賞だけで楽しむのがベター。
マルチポイント対応
マルチポイントにも対応していて、2機種までなら接続が可能。タブレットとスマホ、スマホとPC、みたいな感じに。
マルチポイントの切り替え速度は体感で3~5秒くらいに感じる。ちょっと遅いなぁと感じる程度だから我慢して使っている。
【欠点】専用の充電ケーブル
唯一の欠点であろう充電器。なぜ専用のマグネットタイプ充電なのだ。これがType-cだったらなぁ ...と毎回思ってしまう。
充電ケーブルが破損すれば、公式サイトで1,195円で購入可能。高い。
OpenRunPro2が最近発売されたらしく、そちらはType-c充電らしい。絶対にこっちがおすすめ。
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かなり当たりの買い物をした。毎日の生活の中で、スマホを有線で充電する手間を極限まで減らせた。無線充電とはまた違う感覚の体験を皆にもしてほしいので、ぜひ最後まで読んでいってほしい。 マグネット式充電 マグネット式充電とは、その言葉の通りで、スマホなどの充電口と充電ケーブルをマグネットの力で接続するんだ。 つまり、近づければ勝手にくっつき、引っ張れば外れる。充電口を痛めることなくすんなりと抜ける。ストレスフリー。 なんだ、それだけかよ。って思ってるあなた。これめちゃくちゃ便利だから。スマホ依存症の現代人は一日 ...
メリット・デメリットまとめ
最後に
1年半ほど誇張抜きで毎日使っているくらい便利なイヤホン。左右一体型なので装着も容易、会話も可能だから本当に重宝している。これからイヤホンを伸長しようと思っている人は、是非とも骨伝導イヤホンも検討してみてほしい。
e☆イヤホンでも販売されてます。