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【初めてのミラーレスカメラ】Nikon Z50II NIKKOR DX 18-140/3.5-6.3VRレンズキット 徹底レビュー【初心者おすすめ】

2025年9月18日

スマホでいつでも写真が撮れる時代。しかし、よりよい写真体験を求め、Nikon Z50IIを購入。俺は主にブログ用写真と子供の写真を撮るために買った。そして趣味を増やすためにも買った。結果、一切後悔していないし、むしろ他のカメラ、レンズが欲しくてたまらなくなっている。カメラ沼怖い。

Nikon Z50IIはミラーレスカメラの中では安価な価格帯だが、性能面では上位機種に引けを取らない。コスパを考えても初心者向きのミラーレスカメラだ。

最初の1台でも良いし、すでにフルサイズのカメラを持っている人はセカンドカメラとしてもおすすめできる。つまり、誰が買っても後悔しないカメラがNikon Z50IIのすごさだと思っている。

そんな最強カメラ、Nikon Z50IIのNIKKOR DX 18-140/3.5-6.3レンズキットを購入し3ヵ月みっちり使ってきたので、徹底レビューしていく。

AOです。ガジェット・家電のレビューを中心に執筆。X(旧Twitter)やっています。

結論:誰が買っても損はしない。特に予算を抑えたい初心者は購入すべき

細かな説明は後述するが、初めてのミラーレスカメラで迷っている人はNikon Z50iiを購入すべきだと思う。

  • 小型軽量で持ち運びやすいこと
  • ミラーレスカメラの中では低予算で購入できること
  • 最新のエンジンを搭載し上位機種と引けを取らない性能

大きなメリットは上記3点。特に低予算でカメラが欲しい人は必見。Nikon Z50IIのNIKKOR DX 18-140/3.5-6.3レンズキットは20万円でお釣りが出る。さらにポイント還元などを考えたら、カメラ周辺機器も買えちゃう不思議。

これを踏まえてどんどん深堀していく。

Nikon Z50IIの概要

Nikon Z50IIは2024年12月13日に発売された小型軽量のミラーレスカメラだ。一応、基本情報は下記に書いておくが、他の人のレビュー情報と同じようなことしか書いていないので、スルーしてもらっても構わない。

基本仕様・構造

  • カメラ形式:ミラーレス(レンズ交換式)
  • マウント:Nikon Z マウント
  • センサー形式:APS-C(ニコンDXフォーマット)、サイズ 23.5 × 15.7 mm CMOS
  • 有効画素数:約 2,090 万画素

センサーがAPS-Cのため、小型軽量化を実現している。カメラは常に持ち運びするものだから小さくて軽いに越したことはない。

画質・撮影性能

  • ISO 感度範囲:100-51,200(拡張で 204,800 相当まで)
  • シャッター速度:機械式シャッターで最大約 1/4000 秒
  • 連写性能:機械シャッターで最大 約 11 コマ/秒 電子シャッター利用時には 最大 30 コマ/秒(プリリリースキャプチャ機能含む)

連射性能は普通の使い方であればなにも困ることはないと思う。スポーツなどの一瞬を切り取りたいのなら、物足りないかもしれないが...

フォーカス・追従性能

  • 被写体検出/追従オートフォーカス:9 種類の被写体タイプ(人、動物、鳥、車両、飛行機など)
  • AF 点数:約 209 点(選択可能なフォーカス点など含む)

俺は初めてのミラーレスカメラということもあり、AFの正確さや速さは他機種と比較することはできない。けれども、撮影していて困ることはなかった。

ファインダー/液晶モニタなど操作性

  • 液晶モニタ:3.2インチ、バリアングル(可動式)、タッチ操作対応
  • ファインダー:電子ビューファインダー、約 236 万ドット、輝度が明るくなっている

一眼カメラといえばファインダーを覗いて撮影をする。この体験を味わいたいといっても過言ではない。nikon Z50iiはミラーレスカメラのため、電子ビューとなっていて、かなり明るく映し出してくれる。ファインダーを覗くのが楽しくなる。

サイズ・重量・電源・接続など

  • 重量:約 550 g(バッテリーとメモリーカードを含む)
  • 寸法:約 127 × 96.8 × 66.5 mm
  • バッテリー:EN-EL25a(旧 EN-EL25 も使用可能だが容量などで撮影可能枚数は異なる)
  • 記録メディア:SD、SDHC、SDXC(UHS-II 対応)
  • 通信機能:Wi-Fi、Bluetooth 5.0

なんども書いてるけど、小型軽量だからこそ持ち運びたくなる。俺のように子供や物撮り、ちょっとした風景写真であれば機動性重視でいいと思っている。今のところは。

記録メディアでUHS-II 対応と書いてるけど、これは高速通信ができますよーという認識で問題ない。ただ、写真を撮るだけだとあんまり恩恵はない気がする。がっつり動画撮影して、パソコンに転送したい!っていう人だけ気にした方がいいかもしれない。ちなみに、UHS-II に対応した機種で揃えないといけないので注意が必要だ。

初心者におすすめのミラーレスカメラ「Nikon Z50II」の魅力とは

Nikon Z50iiの魅力をまとめて言えば「小型・軽量でありながら高性能で、旅行や日常写真、Vlogから本格撮影まで幅広く使える万能機」という印象。細かな魅力ポイントは以下の通り。

  • 小型軽量ボディ
    何度も何度も書くが、本当にこれが重要。特に子連れであれば、荷物は少しでも軽い方が良い
  • 最新の被写体認識AF
    人物・動物・鳥・車・飛行機など9種類に対応し、初心者でもピント合わせが簡単
  • EXPEED 7を搭載
    上位機種に使用されているエンジンをそのままZ50iiに転用。これにより様々な処理速度が大幅に上がった。
  • 豊富なカラー表現機能
    N-LogやHLGに対応し、本格的なカラーグレーディングも可能。
  • ピクチャーコントロール搭載
    プロが作ったフィルムシミュレーションやプリセットを、カメラ内で自由に反映できる
  • 高精細EVF & バリアングル液晶
    自撮りやローアングル、ハイアングル撮影にも柔軟に対応。
  • APS-Cサイズの高画質センサー(約2090万画素)
    大きなボケや高感度でもノイズの少ないクリアな写真が撮れる
  • 直感的な操作性
    タッチ操作や豊富なカスタマイズ機能で、初心者から中級者まで扱いやすい。
  • SNSやスマホ連携がスムーズ
    SnapBridgeで撮った写真をすぐスマホに転送できる。

俺が特に気に入っている機能がピクチャーコントロール。ピクチャーコントロールはプリセットを反映させて、撮った瞬間から現像処理をしたような色味の写真を撮って出しで出すことができる。つまり、LightroomやPhotoshopなどで後処理する手間が減り、撮影直後の写真をSNSや友人などにすぐ渡すことが可能。しかも、自分では思いつかないような色味・雰囲気(映画調、シネマティック、フィルム風など)を簡単に取り入れられる。その場のシチュエーションで瞬時に切り替え、雰囲気のある写真を撮って出しすることができる。初心者にとっては最高に最強の機能。

レンズキット DX 18-140/3.5-6.3VRを選んだ理由

急にレンズの話になるけど許してほしい。今回、レンズキットとして同封されているDX 18-140/3.5-6.3VRを購入した。DX 18-140/3.5-6.3の意味は以下の通り。

  • DX=APS-C用に作られたレンズ
  • 18-140=ズーム幅が18~140mm
  • 3.5-6.3=レンズの絞り範囲 
  • VR=レンズ内手振れ補正内臓

このあたりの説明は、ふーん。くらいで聞いてもらえればよい。写真を続けていると後々分かることになるから。

そして、DX 18-140/3.5-6.3VRを選んだ理由として下記の通り。

  • レンズ交換するのが面倒になると思っていた
  • レンズを複数運ぶことに対するプレッシャー
  • 一つのレンズで様々な表現の写真を撮ることができる。

口酸っぱく言っているけど、とにかく身軽に移動したい。つまり交換用のレンズなんて持ち運びたくない。だから便利ズームといわれる18-140mmを選んだ。後悔は全くしていない。

便利ズームで撮れないようなことが出てくれば、思考を凝らして、自分なりの写真を撮る方向にシフトするしかない。他のレンズを買う選択肢もあるが、基本高いしね。本当はレンズ欲しいんだけどね。買えないよね。

Nikon Z50II NIKKOR DX 18-140/3.5-6.3レンズキット 開封

内容物

新しいガジェットを開封するときのワクワク感、最高に高ぶるよね。丁寧な梱包に取説や、様々なサービス案内の紙。

付属品としてストラップ、バッテリー、USBケーブルCtoCが同封されている。

Z50IIボディと18-140mmレンズ

そしてお楽しみのZ50IIボディと18-140mmのレンズ!ミラーレスカメラ!って感じでかっこいいですねぇ(小並感)

初めて持った時の感想として、カメラってこんなに軽いの?と感じた。小型軽量って嘘じゃなかった。

レンズを装着すればこんな感じ。非常にかっこよい。そして右側のグリップ部がしっかりと出てきているから非常に握りやすい。女性でも違和感なく持てるサイズ感。

18-140mmはズームレンズだから、ズームした時にニョキっとレンズが飛び出してくる。ズームした状態で取りまわすのはさすがに怖いから、移動するときなどは18mmに戻しておこう。

各種ボタン等は他の有識者が詳しく解説してくれているから、今回は割愛。

Nikon Z50II NIKKOR DX 18-140/3.5-6.3 作例

Z50IIを手にしてまだ3ヵ月ばかりだが、色々と撮ってみた。初心者による初心者の為の作例。素人でもこんな写真撮れるんだー位に見てもらえると嬉しい。

Nikon Z50IIを3ヶ月使ってわかったメリット・デメリット

Nikon Z50IIのメリット【初心者視点】

まず、Nikon Z50IIを使い始めて、何より「これならカメラを続けられる」と思ったのが操作の簡単さ。ぶっちゃけ、ミラーレスって難しそうに見えがちなんだけど、Z50IIは「カメラ使ったことない」俺でもあっさり感覚的に使いこなせた(気がする)。

  • オートモードの優秀さ
    何も考えずにオートにしてシャッターを押すだけで、バッチリキレイに撮れるのが本当にありがたい。スマホで撮るよりも圧倒的に画質が良くて、「これがミラーレスか!」って感動した。特に人物の顔を自動でピント合わせしてくれる機能がすごい。
  • 軽量&コンパクトで持ち運びやすい
    サイズ感が手にしっくりきて、普段からバッグに入れて持ち歩けるのがポイント。重すぎず、疲れずに撮影できるので、街歩きや旅行でも全然苦にならなかった。
  • ダイヤル式の操作が気持ちいい
    Z50IIは物理的なダイヤルでサクサク操作できるので、直感的に設定にすることができる。カメラを使ってる感があって、それがまた楽しい。
  • 動画撮影もすごい
    Vlog撮影に必要なものは大体揃っている。4Kで撮れるし、マイク端子もついているから、外部マイクを使って音質にもこだわれる。自撮りモニターも便利で、YouTubeの撮影にもバッチリ対応。

Nikon Z50IIのデメリット【使って感じた注意点】

良いところばかりを挙げてきたが、もちろんデメリットもある。とはいえ、そこまで大きな問題ではないと思ってる。

  • バッテリーの持ちがイマイチ
    使い始めてすぐに気づいたのがバッテリーの減りが早いこと。特に動画撮影時にはすぐに電池が無くなる感じ。予備バッテリーかモバイルバッテリーをを常に持ち歩く必要があり、これだけはちょっと面倒かなと感じてる。
  • ボディ内手振れ補正が未搭載
    ここで予算を削っているんだろうという点。ボディ内手振れ補正がないと、手振れが起きる可能性が高まる。こういう機種に関して、レンズ側に手振れ補正が付いているものを選ぶとよい。レンズの最後に「VR」の記載があれば手振れ補正があるレンズだ。覚えておこう。
    ちなみに、俺はボディ内手振れ補正はあまり気にしていない。なぜならシャッタースピードを上げればいいと思っているから。
  • 連写性能が若干物足りない
    スポーツ撮影や動きの速い被写体には少し向いていない。連写のスピードが速すぎず、動きがブレることもあるので、動きの激しいシーンを撮りたい場合は他のカメラを検討した方が幸せになれるかもしれない。

Nikon Z50IIを初心者におすすめする理由

結局、初心者にZ50IIをおすすめする理由って、「手軽さ」と「オート機能の優秀さ」に尽きる。

まず、カメラを始める時って、初心者は設定を色々いじってみたくても、最初はその「設定」が何を意味しているのかすらよく分からない。そんな中でZ50IIは「オートモード」がめちゃくちゃ優秀で、設定を気にしなくてもかなり高品質な写真が撮れてしまう。これ、初心者には超重要ポイント。

また、軽くてコンパクトだから、持ち運びやすく、写真撮影のハードルが一気に下がる。バッグに入れて気軽に持ち歩けるサイズ感は、旅行や日常撮影で大活躍間違いなし。

そして何より、初心者でも「カメラってこんなに楽しいんだ!」って感じさせてくれる機能が揃っているから、これからカメラを始める人にとってはまさにうってつけってわけ。カメラ初心者の俺が感じているから間違いない。

Z50IIを使うことで、カメラの奥深さを知るきっかけになるし、写真の楽しさをもっと感じられるはず。最初は何も分からなくても、このカメラなら安心してスタートすることができる。

初心者でも簡単に使える!Nikon Z50IIの設定と撮影モード

「オートモード」で初心者でも失敗しない撮影

初心者は難しいことを考えず、オートモードで好きなようにとるべきだと思ってる。実際に俺がそうだったように。とりあえず撮影体験を楽しんだ後に、様々なモードを試してみよう。オートモードでも十分綺麗な写真は撮れるし、スマホとは違った写真を楽しむことができる。

個人的おすすめ「S」モード

Sモードは一言でいえば、シャッタースピードだけ自分で決めるモードだ。被写体に合わせてシャッタースピードを変更することで、ブレの無い、見れる写真として残すことができる。って個人的に考えている。俺はよく子供の写真を撮るのだけど、子供は予測不能な動きが多いため、オートモードだとブレることがある。Sモードでシャッタースピードを1/200秒以上にしていれば、最低限ブレの無い写真が撮れると思う。参考にしてみてほしい。

まとめ|初心者でも安心して使えるNikon Z50IIの魅力

初心者に最適なミラーレスカメラNikon Z50IIの特徴

同じようなメリットを書きすぎている気がするけど、それだけ重要だったということで許してほしい。そして再度、おすすめな点をまとめておく。

  • 小型軽量、持ち運びのハードルが下がる
  • ミラーレスカメラの中では低予算で購入可能
  • EXPEED 7という最新エンジンを搭載
  • ピクチャーコントロールでプロの色味を再現可能

ほんとに同じことしか書いてないなぁ。みつを。

3ヶ月使って感じたNikon Z50IIの使いやすさ

カメラをサッと構えて思うがままシャッターを切る。オートモードでもSモードでも特に気にすることなくいい写真が撮れてしまう。しかも低予算で。

スマホからミラーレスカメラに移行したい人はぜひともNikon Z50IIを選択肢に入れてみてほしい。

Z50IIでは物足りなくなれば、売却し、フルサイズのカメラに転向することだって可能なわけだから。初めのステップとしてZ50IIで遊んでみることをお勧めする。

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